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お約束ってやつ

虚構推理(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

虚構推理(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

城平京が活躍していますね、最近。虚構推理の漫画は読んでませんけど。

特に「雨の日も神様と相撲を」はよかったです。
小柄だけど10年以上相撲を続けていた少年が美少女と出会っていろいろあって蛙と相撲の特訓をする小説です。ミステリ部分はあんまりいらないような気がしますが伏線の貼り方は流石です。
城平京は本当に相変わらずというか、10年以上前から変わらないなぁという感じです。
特に主人公の性格なんて、いわゆるやれやれ系ってやつだと思うんですが、昨今のラノベ批判の中でもあまり話題にならない気がします。知名度なのか。

「スパイラル」のころからそうでしたけど、城平京作品の主人公像って「かなり優れているけど身近により優れた人がいたりしたせいで卑屈になっている繊細な少年」みたいなのばかりなんですよね。
テンプレ化していると言っていいぐらい。で、ヒロインはそんな主人公を表舞台に引っ張りだす、どちらかといえば思慮の浅い子、みたいな。

小説を書く時にどうしても主人公に自分を重ね過ぎたり、好みの性格にしすぎてしまうのは良くないなぁと思っているのですが、商業的にはよくある話にも思えます。
一度それで成功するとそのパターンを求められてしまうのか、それともやはり好きに書いたらそうなってしまうというだけなのかは僕にはわかりませんが、固定ファンも付いて結果オーライなんでしょうきっと。

まあこんなこといって少しは何か書けよっていう話なんですが。最近は休日をほぼ無為に過ごしてしまっている気がします。。。