g_song's blog

備忘録的な。@g_song2

いくつになっても笑われても

「心が叫びたがってるんだ。」というアニメ映画を見てきました。
高校生の青春群像的なあれですね。みなさんも甘酸っぱい青春のひとつふたつありましたでしょう。まあ僕は中高男子校でしたけどね。中高男子校であっても多種の漫画アニメゲーム小説で理想的な青春は叩き込まれているので、実際にはありもしなくても「ああ、僕にもこんな時代があったなぁ」という気持ちには浸れるんですよ。共学校出身のクズどもにはわからないかもしれませんけどね。

さて。
本編のネタバレとか僕はそんなに気にしないんですけど気にする人はするでしょうからやめておきますが、恋愛物でした。ええ。
上であんなこと書いといてあれなんですけど、なんかあんまり主人公の男に共感できなかったです。とても共感できる気がしない。
のでネットでは非難の嵐かと思ってたんですけど、むしろ泣けたとかそういう意見が多い。あ、ちなみに僕だって当然泣きますよ泣いたうえでケチまでつけるんですよなにか問題でも。

さておき。
非難する意見はなんというか俗にいう「アニメ玄人」的な人から出てるように見えまして、もしかして自分もそっちに足を踏み入れつつあるのではと愕然としました。高校生の感性から遠ざかるというのは、オタクとしては割りと致命的です。世の中の漫画やらアニメやらの多くは中高生向けですからね。
まもって守護月天!」の続編まで出るというのに、僕は当時の気持ちを忘れてしまっているのでしょうか?なんと悲しいことか。

そうして「百合好きが増えてるのも男子中高生に自己投影しづらくなって最初から自分の入り込めない世界のほうが気が楽だからかなぁ」とか諸々と考えてましたが、要するに、これはいかんな、と思いました。いやまあこうやって大人になるとかオタク卒業とかが正しいんでしょうが、個人的にはやはり中高生の青春群像劇は楽しみ続けたい。時代小説ばかり読むような大人になりたくないのです。


そのうちまた高校生のラブコメ的小説でも書こうと思います。セックスとかそういうの抜きの。世の中の共学出身者はどうせ中高時代から性的に乱れてるんでしょうけど、せめてフィクションぐらい、ね……