SFってわけわかんないよね、っていう話。
- 作者: 施川ユウキ
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2013/04/19
- メディア: コミック
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藤子不二雄の「すこしふしぎ」だとかまあなんか色々言ってるけど、「俺SF読んでいるんだ」ってかっこいいですよね。
一方で何を見ても「これはSF」とか言い出す連中の鼻持ちならなさったらないですけど。何見ても百合だのBLだの言い出す連中レベル。
上の漫画で理解不能であると紹介されたグレッグ・イーガンのSFを2つほど読んでみました。
- 作者: グレッグ・イーガン,山岸真
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: 文庫
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- 作者: グレッグ・イーガン,山岸真
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2004/10/28
- メディア: 文庫
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特に「ディアスポラ」、もうね、もうね、もうね......
人生でこれまで理解できなかった本というと埴谷雄の「死霊」ですけど、これと並ぶ意味不明さでした。
ただ「死霊」は読み終えられたことがないけど、イーガン作品は一応意味不明ながらも読み終えられたので、僕の素養がやはり理系寄りなのかなぁと思わされます。
難しいといっても「万物理論」のほうは理解できる範囲です。長いですけど。
上の漫画の作者解説で「自発的自閉症協会」なるものについて触れていて、それに興味を持ったのですけど、前半の方に伏線ぽく出てくるだけだったのはちょっと残念でした。
設定の緻密さはすごいのだろうと思うけれども、世界観を構築する上でここまでするなら小説よりも映像作品のほうが向いているように思う。
「ディアスポラ」は映像化できるかは不明ですが、読んでいて形成されるイメージはどこかハリウッド映画チックになるので、行けるように思います。
ただまあなんというかもうSFは懲り懲りだわ。