先日、アリスと蔵六のコミックスを買いました。
- 作者: 今井哲也
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2013/03/30
- メディア: コミック
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今井哲也先生の作品の持つリアリティはなんですかね。なんと言っていいんですかね。
小説とか漫画とかで「いやお前何分喋ってんだよ。てかその間周りもなにか発言しろよ寝てんのかよ」って思うことあるじゃないですか。そういうのがない。
会話とか動作のリズム・テンポがすっと入ってくるんですよね。
とはいっても1巻なので同じ作者さんの既刊はおすすめできるけどまだ人には薦めづらい。
既刊が気に入ればいける。と思う。
さて。
漫画の内容ではない部分の話。
- 作者: 今井哲也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/11/21
- メディア: コミック
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今井哲也先生の漫画を初めて読んだのはこちらなわけですが、当時書店で「赤松健先生オススメ!」みたいな帯で売っていたと思います。
別に赤松健先生が好きとかはないんですけど、気になって買ってみて、面白かった。
帯には確か「この続きが今発売中のアフタヌーンで読める!」的なことも書いてあって、すごく驚いた覚えがあります。
「ハックス!」が業界初という事はないと思うんですが、単行本と雑誌のギャップがそこまで減ったということに当時は結構驚きました。
考えてみればデジタルで入稿してミスとかがなければ、そのまま単行本に入れていいわけで、ギャップとか生まれなくもなるんだよなぁと。なんかすごい進歩みたいなことを感じました。
で、今回。
たぶん「よつばと」の最新刊もそうだった気がするんですが、最新の雑誌に載っているのと同じ話が収録されている。コミックリュウ5月号の発売日は3/19、アリスと蔵六1巻の発売日は3/30。
一応10日ほどギャップがあるわけですが、なんか、すっごい変な感じ。書店で並んでいる雑誌の内容が単行本にも載っているってどういうことなんだ。
雑誌ってなに?という感じがしてしまう。
流通やデジタルの進歩の結果なんだろうけど、このまま進んでいくと漫画雑誌ってなくなるのかなぁ。
白泉社の楽園みたいにかなり尖ったものを作らないとやっていけない気がする。
あー業界のこととか全然わかんないので一消費者の感想ですよ。